30代新米パパの育児日記

妻の妊娠を機に子育てブログを開設しました。赤ちゃんが産まれるまでにやっておくべきこと。日々の育児について書いています。

破水その後

10月16日の早朝に妻から破水の連絡がありました。

 

その時の日記がこちらです。

childcarediary.hatenablog.com

妻は産婦人科に行き、そのまま入院となりました。

妻は里帰りをしていたので、私は高速バスで妻が入院する産婦人科へ向かいました。

 

病院に着いたのは、その日の13時過ぎでした。

妻の様子はというと、いつも通りでした。

破水したものの、まだ陣痛は始まっていないので、お腹の痛み等はなかったようです。

病院では、朝、昼、晩の3食付で15時にはデザートまで出ました。

食欲もあったので、病院食は完食に近いくらい食べていました。

 

私が病院に着いた時は、病室が空いておらず

妻は分娩室に待機していました。

分娩室にいるといっても、治療をするわけでもなく

ただ部屋がないから、そこにいるというような状況でした。

分娩室にはテレビがあったので、テレビを見て時間を潰していました。

あとは、院内の散歩を勧められたので、一緒に軽く散歩しました。

 

夕方になって、個室があいたので、そちらに移りました。

部屋は病室というより、小奇麗なビジネスホテルのシングルルームのような環境が備わっていました。

ドアを開けると右側にはユニットバスがあり、左側には収納スペースがあり、ユニットバスの向かい側には洗面所がありました。

奥に進むとシングルベッドと机、3人掛けくらいのソファがありました。

 

夜になると、私が付き添いとして病室に泊まるか質問をされました。

最初は宿泊するつもりでしたが、19時過ぎても

陣痛が始まらず、医師も出産は早くて翌日の17日と予想していました。

当日中の出産は無いと思い、その日は病室に泊まらずに

妻の実家に泊めてもらうことにしました。

 

23時前後に妻に近況を尋ねましたが、陣痛はまだないとのことで

もし、陣痛が始まったら知らせるように伝え、就寝することにしました。

 

日付が変わって17日深夜1時過ぎ

妻から連絡がありました。

お腹に鈍い痛みがするとの連絡でした。

10分以上の不規則な間隔ですが、痛みが出てきたということで

私はすぐに出発の準備を始めました。

2時半頃病院に到着しました。

数時間前まで、元気にしていた妻が苦しそうです。

痛み自体は0時頃から始まっていたらしく、全然寝てないとのことでした。

お腹の鈍い痛みは、やはり陣痛のようです。

昨日の段階では、破水しているのに陣痛が来ない状態が続くようであれば

陣痛促進剤を投与するという話を受けていましたが

自然と陣痛が始まったようです。

 

陣痛が始まったということは、出産が近づいたといううことなので

喜ばしいことですが、妻が苦しんでいる姿を見ると喜ぶ余裕はありません。

看護師さんに相談し、赤ちゃんの心音を測りながら経過を見ることになりました。

 

1分程度の陣痛が来ると、その後10~15分程度落ち着いて、また痛み出す。

その繰り返しでした。

私のできることと言えば、陣痛が来たら妻の背中をさすってあげるくらいでした。

陣痛を緩和する薬があるわけでもないので、妻自身がひたすら痛みに耐えるのを見守るしかありません。

背中をさすったり、励ましたり、水を飲ませたりとできることはしますが、

貢献度で言うと微々たるものです。

妻の力になれないというのは、辛いものですね。

 

夜が明けると病室から分娩室へ移動になりました。

陣痛の間隔は不規則ですが、平均すると7~10分くらいになりました。

深夜よりは少しだけ間隔が短くなり、痛みは増しているようです。

朝8時頃に先生が来ました。

診察したところ、子宮口は3cm程度に開いていました。

入院した時点では2cm程度だったので少しだけ広がっていました。

出産するには10cmに開いている必要があるので、先はまだ長いです。

経過を見て、子宮口の開きが遅いようなら、陣痛促進剤を投与するとのことでした。

子宮口が開ききるまでは、ひたすら陣痛に耐えなければなりません。

 

私が深夜にかけつけた時は、妻はまだ話す余裕がありましたが

夜が明けることには痛みが増して、話す元気もなくなっていました。

分娩室に朝食が届きました。

妻は陣痛がひどくて、朝食を取る余裕がありません。

食べなくても良いか看護師さんに尋ねましたが、答えはNOでした。

出産には体力がいるので、食べられるだけでも良いから食べた方が良いとのことでした。

食欲がない中、妻は1/3程食べました。

しかし、食べた直後、トイレで戻してしまいました。

激痛で気分も悪い中、無理して食べたのですが、耐えきれなかったようです。

 

その後も心音は測っていましたが、それ以外に何か特別な処置をするわけでもなく、

子宮口が開くまで様子を見るスタンスを病院は取っていました。

1時間に1回くらいのペースで看護師さん(助産師さん?)が様子を見に来るだけで、

基本的に妻と私の2人だけで在室していました。

私が背中をさすってあげると少しはマシになるようですが、素人なので下手です。

陣痛が始まったら、助産師さんが最低1人くらいずっとサポートしてくれるものかと思っていましたが、これが普通なのでしょうか。

 

朝食後、しばらく経ってからは教育実習生が付いてくれました。

実習生が来てからは、背中をさする役をお任せしました。

私は、妻に声をかけたり、水分補給を手伝ったりすることに専念しました。

陣痛の経過はというと7~10分の間隔のままで、数時間経っても変わりませんでした。

 

陣痛の進行が遅いということで、11時過ぎになってからは陣痛促進剤が投与されることになりました。

陣痛促進剤は点滴です。

これを投与することによって、陣痛のペースが早まります。

しかし、今まで以上の痛みが伴うようになるそうです。

妻の場合、陣痛の進行が遅かったというのもありますが、24時間以上前に破水していたので、出産を先延ばしにできないことが陣痛促進剤投与の主な理由のようでした。

 

12時頃には昼食が運ばれてきました。

この頃の妻はというと、促進剤の効果もあり、陣痛の間隔は短くなっていました。

時間の経過とともに痛みも増し、妻は悲鳴を上げ続けていました。

昼食を取った方が良いとアドバイスされましたが、それどころではありませんでした。

分娩台に横になっていたので、陣痛が治まったタイミングで腰掛け食事を取ろうとするのですが、食べ始めようとすると激痛に襲われて、座っていられません。

分娩台に捕まって痛みに耐えるか、分娩台に駆け込んで横になっていました。

そんな状況だったので、昼食は全く手を付けることができませんでした。

 

あまりに痛がるので、ほんのわずかな時間ですが、助産師さんが背中やお尻を押さえてくれました。

後から聞いた話ですが、やはりプロの助産師さんと実習生では全然違ったそうです。

私や実習生のサポートでは、何もしないよりはマシというレベルだったそうですが

助産師さんのサポートでは、かなり楽になったそうです。

しかしながら、助産師さんはすぐに退室してしまいました。

午後からも妻をサポートするのは、基本的に私と実習生の2名でした。

心音はずっと計測していたので、看護師さんは分娩室内ではなく管理室から異常がないかチェックしていたようです。

 

陣痛促進剤を投与し始めてからは、地獄のような苦しみが続いていて

見ているだけでも心が締め付けられる思いでした。

昼過ぎに子宮口を検査した時は5cm程になっていました。

陣痛が始まって13時間くらい経過しているのに、子宮口は入院時の2cm

から3cmしか広がっていません。

陣痛促進剤を投与しているとは言え、出産は夜中か最悪、日をまたいでしまうのではないかと心配していました。

そんな遅くまで、妻の体力が持ちません。

妻は破水が始まった16日の朝6時前から一睡もしていません。

食事は16日の夜以降まともに取っていません。

そんな状況下、17日の13時現在、出産の目途が立たないとなると不安になります。

 

とはいえ、赤ちゃんの心音に異常はなく、看護師さんたちも冷静なので

問題は何も起きていないようです。

 

初めての出産なので何かと心配になりますが

あとは病院を信じて待つしかありません。

 

そんな中、14時過ぎに動きがありました。

赤ちゃんの位置を確認するため、レントゲンを撮ることになったのです。

診察に入るということで私は退出を命じられました。

診察中のことはよくわかりませんが、どうやら診察中に子宮口は8cmにまで

開いていたようです。

 

しばらく経って、レントゲンが終わり分娩室に戻ると

分娩の準備が始まりました。

出産は夜になるだろうと思っていたので、急な展開で頭が付いていけませんでした。

何がなんだか、わからないうちに看護師さんや助産師さんが5人くらい集まり

分娩の準備が始まりました。

私は立会を希望していたので、白衣のようなものを羽織りました。

妻は分娩台に横になり、足は広げられました。

間もなく、産科医の先生が到着し分娩が始まりました。

自力で分娩する前に、あっさりと会陰切開の判断が下されました。

破水から30時間以上経過していたためか、赤ちゃんの安全を優先してそのような判断になったようです。

切開後、分娩が開始されました。

先生があと何回かの陣痛で産まれるよ!と仰っていましたが

2回目くらいの陣痛で、あっさりと産まれました。

 

レントゲン診察からの流れが早すぎて、私は分娩の流れの説明も受けていなかったので

理解が追いつきませんでしたが、何はともあれ

陣痛から16時間、破水から34時間かけて

10月17日夕刻、無事に男の子が誕生しました!

母子ともに健康です。

 

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すぐに、妻の両親に連絡し、病院に来て頂きました。

私の親には電話で報告しました。

 

夜には妻は分娩室から病室に戻ることができました。

出産後は、今までの陣痛が遠い過去のできごとのように

すっきりとした表情を浮かべていました。

出産直後の感想は、「感動した!」ではなく「スッキリした!」だそうです。笑

会陰切開をしているので、その痛みはありますが

お腹は全然痛くないと言っていました。

産後はすぐ、お腹が引っ込むのかな?と思っていましたが

まだ妊婦さんみたいなぽっこりお腹をしてます。

自然と元通りに戻るのでしょうね。

 

産後、夕食が出ましたが、胸が気持ち悪くまだ食欲がないとのことで

野菜等、食べやすいものだけ食べていました。

 

この日は私も妻の病室に泊まりました。

ベッドはありませんが、横になれるサイズのソファがありました。

付き添いの宿泊は有料で申請が必要ですが、布団の貸し出しがあるので

ソファの上に布団を敷いたら、結構快適でした。

 

産後8時間が経過したら初乳の時間とのことで

深夜ですが、妻が母乳を与えました。

少ししか出ませんでしたが、看護師さんいわく

初乳にしては上出来だそうです。

妻は出産前から母乳が出るようになっていたので

母乳に関しては困らなさそうです。

 

16日の破水では、本人が元気だったのであまり不安にはなりませんでしたが

17日は日付まわってから陣痛が始まり、怒涛の24時間でした。

 

今日で出産から4日が経過しました。

母子ともに異常なく明日には退院します。 

 

 

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